エアーモルタル(ミルク)工法
1.エアーモルタル(ミルク)工法概要
エアーモルタルは、特殊陰イオン性界面活性剤を使用した、従来使用されているタンパク質系起泡剤の欠点を補う全く新しいタイプの軽量化用起泡剤です。安全性と使いやすさを追究した工法です。エアーモルタルはスラリー中での気泡の安定性が大であるため、セメント・スラリー・モルタル・コンクリートのポンプ圧送中分離したり、打設後の容積減少がないのがエアーモルタルの特徴です。エアーモルタルの気泡の安定性を増加させるための増粘剤等エアーモルタルは一切使用していないため、流動性が非常に良好です。エアーモルタルの起泡剤は1㎥内に0.1%しか含まれなず(比重1:1の場合)、しかもコンクリート固型物中に内在するため、外界に何ら影響を与えません。しかし打設物はコンクリートの物性を示すため、エアーモルタルは十分な養生が必要です。エアーモルタル施工時の写真や図を使った説明がありますので「施工時の写真・図を使った説明」もご覧下さい。
2.エアーモルタル(ミルク)工法の特長
① セメントスラリーの凝結時間に影響を及ぼさない。
② スラリー中の気泡は極めて微細で強靭である。
③ スラリー中での気泡の安定性が大であるため、セメント・スラリー・モルタル・コンクリートのポンプ圧送中分離したり打設後の容積減少がない。
④ タンパク質系のような液の腐敗、あるいは悪臭はない。
⑤ 気泡の安定性を増加させるための増粘剤等一切使用していないため、流動性が非常に良好である。
⑥起泡剤は1㎥内に0.1%しか含まれない(比重1:1の場合)、しかもコンクリート固型物中に内在するため、外界に何ら影響を与えない。しかし打設物はコンクリートの物性を示すため、十分な養生が必要である。
⑧ 環境ホルモンに関する化学品類は使用していない。